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シャルジャ首長国

シャルジャ市街にあるセントラル・スーク(市場)

巨大クルアーン像のラウンドアバウト(環状交差点)
Philip Lange/Shutterstock.com


シャルジャ首長国は、アブダビ、ドバイに次ぐ国土面積と人口を有するUAE第3番目の国です。首都シャルジャは、アラビア湾に面し、近年世界有数のコンテナ港に発展したコール・ファッカーンは、インド洋・オマーン湾に面する飛地にあります。

シャルジャの港は、紀元前3000年に遡る古代航路の中継点であり、古くからこの地域を活動の拠点とし、「海の部族」と呼ばれたカワーシム族が、ラス・アル・ハイマ首長家と共に、現在のシャルジャ首長家の先祖とされています。(なお、アブダビ・ドバイ首長家の先祖は、この地域の二大部族のもう一方、バニー・ヤース族です。)

19世紀初頭、イギリス軍進出の後、イギリスと休戦条約を結び保護領となりましたが、軍事的な戦略拠点として、第ニ次大戦中には軍の空港(UAE最初の国際空港)も建設されました。その後、石油時代の到来によって、アブダビ、ドバイが発展するまで、シャルジャ港は、この地域最大の商業港として繁栄しました。イギリスが軍事撤退した後、1971年、UAEに加入し、今日に至っています。1974年にはアブダビ、ドバイに次いで石油が発見され、小規模ながらUAEで3番目の産油国です。その他、プラスチック、セメント、繊維工業も早くから行われており、産業集積の高い国でもあります。

また近年各種博物館などの文化施設の充実にも力を入れており、UAEの文化都市としてUAE国内はもとより、近隣アラブ諸国からも注目を浴びています。

なお、シャルジャでは連邦構成首長国中唯一アルコールの販売、消費並びに保有が禁止され、また厳格な服装規定が導入されるなど伝統的なイスラームの価値観が色濃く残っています。


シャルジャ首長国基礎データ

人口 約180万人(2022 Census, Department of Statistics and Community Development)
面積 2,590km2
首長 シェイク・スルターン・ビン・ムハンマド・アル・カーシミー

シャルジャ政府行政機構

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