日本アラブ首長国連邦協会 概要
当協会は、原油の主要輸入先として関係を築きつつあったアブダビ国と我が国の交流を深める為、民間の任意団体として1970年12月に設立された日本アブダビ協会を源流とします。その後、1971年12月にアラブ首長国連邦(UAE)が建国されたのを機会に、1974年4月に改めて日本アラブ首長国連邦協会として発足いたしました。日本とUAEの親善関係を深め、経済提携および文化交流の促進に資することを目的とし、主な活動としては、協会誌発行(年2回:夏号、春号)、講演会の開催(年1回:通常総会後)、広報活動(WEBでの情
アラブ首長国連邦概要
アラブ首長国連邦(UAE)は、アラビア半島の東南端、アラビア湾の出口と一部オマーン湾に面し、アブダビ、ドバイ、シャルジャ、ラス・アル・ハイマ、フジャイラ、アジュマン、ウンム・アル・カイワインの7つの首長国により構成される連邦国家です。国土の大部分は砂漠地帯ですが、アブダビ首長国の東部アル・アイン地方などはオアシスに恵まれ、肥沃な土壌をもっています。気候は海岸部分で高温多湿、内陸部は乾燥地帯です。
16世紀初頭、ポルトガルが当地に進出、以後、オランダ、フランスも進出しましたが、18世紀半ばより進出したイギリスが、この地域を支配しました。その後、イギリスは、各首長国と紛争関係に入りましたが、19世紀半ばには休戦条約を結び、19世紀末に、各首長国は、イギリスの保護領となりました。1968年、イギリスはスエズ以東の軍事的撤退を宣言、これを契機に各首長国に連邦結成の気運が高まり、1971年12月2日、6首長国により(ラス・アル・ハイマは翌年参加)連邦国家として独立しました。
元々、遊牧と小規模農漁業、真珠採取などで生計を立てていたこの地域は、1950年代に石油が発見されて以来、